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人に優しく自分に優しくw


by OKORINBOU
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ナイチンゲール

転院前に1ヶ月入院した病院に、先日快復の報告と顔見せに行って来ました。

その病院では内科治療を施したのですが思わしくなく、
合併症を起こして限界に来ていたところに転院先の先生が偶然診て下さったので
私は助かったという経緯がありました。
1ヶ月もお世話になったのに治療の成果が出ず、
多分そこに入院していた時の同じ階にいた患者さんの中で一番重症だったのでしょう、
起床の6時に夜勤の方がナースステーションから毎朝1番に来るのは必ず私のベッドでした。
日中といわず夜間にも何度もお腹の痛みを訴えて痛み止めの投与を
お願いした時も、主治医よりも常に看ていてくれる看護婦さん達の方が
薬をどのように投与したら効いて楽になれるかを考えてくれて先生に相談するといった、
中規模個人病院ならではの患者との近しい距離を感じていて、
1ヶ月で人間関係はかなり出来上がっていたと思います。

転院はその前日の夜に決まったので、翌朝は搬送される救急車が来るまで
起床から慌しく母親と転院の準備をしていましたが、
短い時間の中で夜勤の方や出勤して来た看護婦さん達が続々と会いに来て下さって、
会えないかなと思っていた一番テンションの高い元気美人な看護婦さんも駆けつけてくれて、
手を握って「頑張るんだよ!これで良くなるから治ったら元気な顔を見せに来るんだよ!」と。
もう涙が出てお腹に力が入らないまま「会えて良かった・・お世話になりました・・。」と
つぶやき程度の声しか出ず、看護婦さんも言葉が詰まって
グッと何かをこらえているようでした。
ストレッチャーに移され病室を出る時には同室の方々に「頑張ってね!」と
声をかけて頂いて、エレベータ前に行くまでは看護婦さん達が声をかけながら
見送ってくれました。
重篤と言われ移動時にも何があるか分からないので、
ヘタするともう会えないかもしれないと色んな人達の顔も浮かんだら
涙があふれて止まりませんでした。

無事転院し処置も成功して順調に快復仮出所できて、
約束の顔見せを確認してあった邪魔にならない時間に行ってみれば、
それは交代の引継ぎの時間で邪魔も邪魔な時間であるにも関わらず、
その時間が交代で一番人が揃っているからと指定されたと知り、
おっとりとして一番優しかった看護婦さんが
「会いたかったからこの時間って言ったの♪」と嬉しそうにキャッキャしていて、
テンションの高い美人さんにも「良かったー!」と抱きしめられ、
頭の中で『僕には帰れる場所があるんだ。こんなに嬉しいことはない。(合ってる?w)』
と無粋なことが浮かびながら、初めての長期入院で思わしくはなかったけれども
元気になったことを手放しで喜んでくれる看護婦さん達に出会えて良かった!

人が喜んでいる姿を見るって、自分も幸せになれますね(ノ´∀`*)
by OKORINBOU | 2005-04-16 15:09 | 療養中